誠意のある言葉
結納では基本的に口上以外は一切無言で行われるのが普通です。
しかし、現在では挨拶程度を交わすことは普通に行われています。
それではどのような挨拶をすればいいのでしょうか。
基本的な例文に関しては書籍やインターネットを参考にすれば良いでしょう。
決まりきった表現がたくさんあるため、それらをもとにして、
自分が覚えやすいようにアレンジすると良いでしょう。
挨拶や口上に関しては必ず暗記しなければいけないわけではありません。
メモを見ながら話したとしても一向に構わないでしょう。
大切なのはきちんと相手に対する誠意のある言葉を話すことなのです。
挨拶や口上を暗記したかどうかは本質的な問題ではありません。
また、堅苦しい言い回しにこだわる必要もないでしょう。
例文は基本的にとても堅苦しくて、日常では絶対に使わないような言葉が並んでいます。
自分が言いやすいような内容に変更しても問題はないです。
本人同士の挨拶に関しては、儀式がきちんと終了してから、
出席者に向けて軽い挨拶をすれば良いでしょう。簡単なお礼程度の挨拶を
きちんと新郎が行うことができれば、新婦側の両親からの評価も上がるでしょう。
もし、結納金を準備せず、指輪をメインとして結納を行ったり、
略式結納をする場合には挨拶口上は必要なのでしょうか。
これらのケースについては、絶対にしないといけないわけではないのですが、
簡単な挨拶程度はした方が良いでしょう。もし父親がいない場合には、息子本人が行う場合や、
代役を立てた場合にはその人にしてもらうことが多いです。
挨拶の仕方
挨拶の仕方としては、婚約を承諾してくれたことに対するお礼や結納を渡すことに言及しましょう。
男性本人は、結納という席を設けてくれたことに対するお礼や両親に対する感謝、
幸せな家庭を築いていくことの表明などをすれば良いです。
結納品を受け取った嫁親は、結納品に対するお礼の言葉を言えばいいでしょう。
口上に関しては用意された紙をそのまま読み上げるだけでも構いません。
ただし、事前に読み合わせをしておくことによって、
緊張をせずにスムーズに結納式を進められるようになるでしょう。
とにかく自分は口下手であり、挨拶をするのが苦手だという方は、
要点だけをまとめれば良いでしょう。
幾久しくお受けくださいと幾久しくお受けいたしますです。
これが結納式における最も簡単な挨拶の言葉となります。
結納式は伝統的な儀式だと聞かされてとても緊張される方がいます。
しかし、実際には新郎新婦とその両親だけで行う儀式であり、
多くの人の前で話すようなことはないため、落ち着いた雰囲気の中で行うことができます。
これからも家族づきあいをしていく人達の中でひっそりと行う儀式なので、
リラックスして行いましょう。