結婚式の挨拶のマナー~乾杯の挨拶の場合

友人や親族などの結婚式に出席されたことは多いと思います。
おめでたいことですので招待する側もされる側も楽しくしあわせな時間を
すごせると最高だと思いませんか。

しかし冠婚葬祭にはマナーがあります。
これを知らないと恥ずかしい思いをすることになりかねません。
いいお式にするためにもマナーを知ることは大切だと思います。
まずは乾杯の挨拶のマナーについて書きたいと思います。
結婚披露宴での乾杯の挨拶は一般的に主賓、
次賓の次の方に音頭をとってもらいます。
大体は会社の直属の上司などにお願いすることが多いようです。

乾杯の挨拶を頼まれたら、おめでたいことですので
出来るだけ引き受けてあげてほしいですね。
主賓の挨拶が終り、乾杯の音頭で披露宴の幕開けとなります。
前の方の挨拶が意外と長くなりがちですので、
あまり時間をかけずに挨拶をします。
乾杯の挨拶の流れを説明します。

まず司会者に指名をされたら、静かに席を立ち同じテーブルの人に
軽く会釈をしてマイクのほうに向かいます。
そして新郎新婦の前を通るときには小さな声でおめでとう。
などの祝福の言葉をかけます。
乾杯の飲み物が全員に行き渡っているのを確認します。
自己紹介、祝辞、そして軽い挨拶を述べ乾杯となります。

この場合時間は三分以内、忌み言葉、重ね言葉を使わない様に
心がける事が大事です。
乾杯は結婚披露宴の始まりの合図ともいえます。
ですから大きな声で元気よく乾杯といいましょう。
そして目の高さまでグラスを上げ、全員で乾杯となります。

このときにグラスをぶつけ合うのはマナー違反ですが,
最近はシャンパンでの乾杯が増えているため、グラスを壊さない程度に
軽くグラスをあわせるくらいは大丈夫のようです。
乾杯のときに注がれたお酒は飲み干すのが本来のマナーですが、
お酒の飲めない人は、飲めないからと乾杯に加わらないのは、
マナー違反です。

周りの場を読んで一口だけでも口をつけるようにしましょう。
こうして書いているとマナーマナーでちょっと疲れてしまいそうですが、
そんなに堅苦しく考えなくても、実際披露宴に出席してみると
案外普通に過ぎていきます。

それだけ冠婚葬祭のマナーを一般常識として身についているんだと思います。
ただ、スピーチや余興などちょっとしたマナーを知っていれば
失敗も少なくなります。
乾杯の挨拶も同じです。

きっちりスマートにそして元気よくこなせたら、来賓にとっても、
新郎新婦にとってもいい披露宴になるお手伝いができるとおもいます。
これから披露宴で、乾杯の挨拶を頼まれることがあったら、
幸せな二人のため、快く引き受けてあげて、
披露宴と言うセレモニーの始まりをかっこよく、素敵に、みんなが一つになれる、
数少ない場面を乾杯の一言で盛り上げてほしいと思います。

そして拍手喝采でその場を締め、歓談のひと時に流れをもっていけたら
それは最高の乾杯になると思います。
でも一番大事なのは主役の二人を思って心から祝福する気持ちです。
それがあれば大丈夫だと思います。