スピーチの準備をしよう
結婚式で友人からスピーチを依頼される機会は多いですね。
恥ずかしいと言って断るのは大変失礼なことです。
どんなに人前が苦手でも、快く引き受けるのがマナーです。
冠婚葬祭のかしこまった、そしてお祝いの大変めでたい席ですから、
失礼のないようマナーをしっかり守って行う事が重要になります。
スピーチを頼まれて、苦手な方はまず構成を考えて原稿を作るでしょうが、
中には話す事に慣れていて、ほとんどぶっつけ本番で臨む方が見えます。
私の出席した披露宴にもありましたが、話の構成がなっていないので
大変みっともなく感じました。
友人の新郎新婦の方は、あなたにお願いしたら
良い式になりそうだと選んで依頼をしているのですから、
式が円滑に進み、新郎新婦やゲストの気持ちを引くようにしたいです。
その為に事前に原稿を起こして万全な準備を図りましょう。
スピーチでは、忌み言葉は避けるようにするのがマナーです。
終わる、離れる、再び、もう一度はそれぞれ、別れる意味や
再婚のイメージを連想させるため良くないと言われています。
文章として構成はおかしくなくても、気に障る方も
たくさんいらっしゃるので気を付けて下さい。
スピーチの内容は?
スピーチは、新郎、新婦と自分のエピソードを語ったり、
新郎ならば、男性としての男らしさや、新婦なら女性らしさをアピールできる文章ですと、
相手側の親族やゲストに好印象を与えることができるので大変良いものとなります。
またユーモアがあふれるものが好まれますね。新郎新婦がどのような人柄であるのかを
ゲストにより知ってもらう必要もありますから、その性格を盛り込んだりすると良いです。
例えば、とても普段ハキハキしてしっかりしているのに、
たまに魅せるドジで天然な所があるなども興味をそそるので良い印象になります。
しかし、ドジな面はあまりいい印象ではないので、最後の締めくくりには
相手を褒めてあげるようなすばらしい長所を伝えると良いです。
新郎新婦の親族が、新郎新婦に対してこの人と結婚して良かったと思って
頂けるようにアピールをしてあげましょう。それがスピーチ担当の役割でもあります。
原稿の仕上げとしては、時間を考えて構成し直す事です。
だいたい、ゲストが聞いて飽きない時間がベストですから、3~4分くらいの構成が理想です。
設けられている時間は5分くらいなのでそれまでに収まるように話すのが好ましいですね。
また、原稿はできるだけ暗記して、ゲストや新郎新婦をしっかり目で見ながら話すと
マイクに声が通るのでとても望まれます。どうしても緊張してそれが出来ないと言う方も
いますから、その場合はきれいな便箋などを使って読むのも良いでしょう。
ただし、この際の注意は原稿をただ読み上げるだけではなくて、なるべく暗記し、
新郎新婦やゲストの顔を見て話す事が重要です。
最近新婦への手紙方式が流行っていますが、それもただ読み上げているだけですと、
マイクに声が通らず何を話しているか聞こえづらいと感じるゲストも多いので気を付けて下さい。