控室でもマナーが大切
結婚式へのお呼ばれとなると着ていく服装のマナーとか御祝儀に関するマナー、食事や立ち居振る舞いのマナーなどが気になりますが、案外見落としがちなのが控室でのマナーです。
おめでたいお席ですし、ちょっとした粗相は許してもらえるなんて思っていたらそれは社会人としてマナーを守れない礼儀知らずと見られても仕方ありません。
結婚式、披露宴をする舞台も、ホテル、結婚式場、レストランなど、現代はさまざまな場所で行われています。
場所によって最低限守りたいマナーを理解しておくこともゲストとして必要な事です。
今回は結婚式場で行うウエディング、教会での結婚式の後、披露宴が行われるという形、参列者は新郎新婦ほぼ同数、お互い100人前後、親類の方々が半数というウエディングを例にとって控室のマナーを見ていきましょう。
控室の様子
教会でのお式が終了し、同じ敷地内にある披露宴会場に移動します。
披露宴会場の前室となるので、披露宴会場にそのまま着席する方もいますし、控室でお話しされている方もいます。
コーヒーや紅茶、シャンパン、時間によってはサンドウィッチなどの軽食が置かれていることもあります。
控室や披露宴会場の入口付近などには、新郎新婦の出会いや思い出の品、写真などのコーナーがあり、それを見て楽しむこともできます。
このようなシチュエーションとなっている時、どのような事を考慮して時間を過ごせばいいのでしょうか。
控室こそマナーをしっかり
控室には親類縁者もいますし、新郎新婦の上司の方々等、来賓クラスの方もいます。
その部屋にいる年齢層もバラバラです。
御親族だと思われる方には、祝福のご挨拶をしっかり行います。
ただし、今回の例の場合、新郎新婦双方とも出席者が100名ずつ、親類が半分以上という形なので、長く挨拶する事は避け、他の方が挨拶に来られないような状態を作らないことが大切です。
暫くあっていなかった同級生もたくさん訪れるのが結婚式です。
しかし、現在一緒に働く同僚の方々など他の方々もいるのですから、控室の席を陣取って話に花を咲かせるというのはよくありません。
通常披露宴はフルコースとなっているので、軽食があってもほどほどに、お酒も飲み過ぎることなく、しっかりとお式で用意してくれているお食事を頂けるようにしておくべきです。
また披露宴開始までにはお化粧直し、トイレなどしっかり済ませておくことも大切な事です。
控室から退室する際も気を付けて
披露宴の控室には親類の方も同僚の方も、上司の方もいらっしゃいます。
お友達として参加される場合、何かマナーがなっていないと思われるようなことをすれば、そういうお友達がいる新郎新婦が恥をかきます。
イスをきれいにする、コップなどをひとまとめにしておくなど、心がけましょう。
また控室でイスに深く座ってしまうと、せっかくのパーティファッションに皺がつくなど台無しになる事もあります。
背筋をすっとたててイスに浅く腰掛けておくと美しいですし、服に皺もできません。